当事業について

事業目的

本協議会は、健全な中古住宅・リフォーム市場の発展を図るため、
良質住宅ストックの維持向上の仕組みや各種制度の普及・啓発をおこなうことを目的としています。

現状の課題と方向性

現在の住宅市場は、良質な住宅ストックが適正に評価されず、
維持管理・リフォームを行うインセンティブが働かない悪循環構造にある。

長期優良住宅、住宅性能表示、瑕疵保険、インスペクション、履歴等を活用し、
住宅ストックの維持向上・評価・流通・金融等の仕組みを一体的に開発・普及等する取組みに対し支援を
行うことにより、良質な住宅ストックが適正に評価される市場の好循環を促す。

従来の悪循環と良質な住宅が適正に評価される好循環
良質性が評価される場合とされない場合

愛媛県良質住宅ストック形成促進協議会とは

愛媛県良質住宅ストック形成促進協議会は、国土交通省の「良質住宅ストック形成のための市場環境整備促進事業」の採択を受け、国の事業として、地方での既存住宅市場活性化を目指すための仕組み開発と周知をおこなうためにつくられた団体です。
国は、新成長戦略において「新築重視の住宅政策からストック(既存住宅流通)重視の住宅政策への転換」を掲げ、既存住宅流通市場やリフォーム市場の規模を倍増させることを目指しています。
既存住宅市場の活性化を図るには、消費者が安心して既存住宅を取得でき、リフォームを行うことができる市場環境を整備していくことが必要です。なかでも、既存住宅の品質の確保と品質に応じた価格形成(価値評価)が重要となります。愛媛県良質住宅ストック形成促進協議会は、建物にインスペクション(建物検査)を実施し、必要に応じてリフォームや修繕を行ったうえで住宅保証(瑕疵保険)を付けた良質な既存住宅を流通につなげ、愛媛県の既存住宅流通市場の活性化を目指します。

中古住宅売買の安全・安心を見える化

  • 中古住宅の購入を検討している方
  • 中古中多雨の売却を検討している方
  • リフォームを検討している方

時代の波は、中古住宅

 これは、住宅の流通に占める中古住宅の割合です。
 中古住宅と聞いて不安、汚い、分からない、そんなイメージを持たれる方がいます。一方で、海外では良質な中古住宅を修繕しながら住み続けるという文化が根付いています。
 日本は戦後、焼け野原から立ち上がり、追いつけ追い越せを合言葉に経済が急成長しました。それを支えたのは生産年齢人口の増大です。そうした若いご家族の要望に応えるために、新築市場は拡大していきました。しかし、経済は成熟期を迎え、少子高齢・人口減少社会に突入。空き家問題も深刻化しつつあります。
 国も、新築住宅から中古住宅の流通へ大きく舵を切りつつあります。スクラップ&ビルドから、良質な物件を修繕し住み続ける持続可能な社会へ。SDGsという言葉が社会のあらたなトレンドになりつつある今、中古住宅の良さをもう一度考えてみませんか?

 中古住宅であれば、

  • 人気のある利便性が高いエリアでも物件が見つかる可能性が高い。
  • 完成済みの住まいなので、建てた後に後悔はしない。
  • 何よりも価格が安い。

……などの利点があります。

今、時代は中古住宅です。